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電気自動車(BMW i3)

  • 2015.04.01 Wednesday 11:47
今日から4月。ほとんどの企業は年度が替わって予算がこれから執行されていくので、この時期は広告案件もなかなか動かず、フリーは比較的ヒマである。もろもろお待ちしております(ペコリ)。



年度末の案件で忙しかった3月の下旬、ディーラーが一泊二日で電気自動車を貸してくれるというので、春休み中の息子を誘ってドライブに行ってきた。





前から行ってみたかった「沼津港深海水族館」を見て、三島でうなぎを食べて、元気があれば箱根経由で帰ってこようという算段。



さてBMW i3、貸してくれたのはレンジ・エクステンダー付き。600ccほどのエンジンが載っていて、バッテリーの残りが少なくなるとエンジンで発電して走れるという仕組み。



ボードコンピュータの表示によると、満充電でおよそ100km走れ、9リットルを満タンにしたレンジ・エクステンダーでさらに100km走れるようで、合計で200kmほど。レンジ・エクステンダーなしだと充電しない限り100kmしか走れないから、近所の買い物だけなら問題ないが、遠出は怖い。



ただしレンジ・エクステンダーを付けると47万円アップして、車両本体価格は546万円になる。8割ぐらいはレンジ・エクステンダー付きで売れているとのことだった。



ディーラーで一通りの説明を受けたあと、いざ乗り込んで出発するが、アクセルの挙動がガソリン車とはまったく異なるので、かなり神経を使う。ワンペダルのゴーカートのようで、踏めば加速、離せば回生ブレーキによる強めの制動があるから、惰性で走るときのようなルーズなアクセルワークを許してくれない。250kmほど走ったが、アクセルの挙動だけは最後まで慣れなかった。



驚くべきは加速性能。モーターがゆえに回転数を上げなくともトルクが強く、ベタで踏み込めばどの速度域からでも強烈な加速に見舞われる。ガソリン車で高速巡航中に加速しようとすれば、ギアを落としてアクセルを踏んでよっこらしょ、という感じだが、i3は踏み込むだけでグイーンとくる。料金所を抜けたあとフルで踏み込んでみたが、頭の血が後ろに持っていかれるような感じがあった。



またi3はリアにモーターがあるRR(リア駆動)なので、ハンドリングがFRっぽくって違和感がない。タイヤが細いこともあってパワステが軽めだが、BMWらしいオンザレールのラインで運転できる。



ただしミッションがないので、オートマで当たり前のクリープが起こらないのはやや不便。ちょっと前に進みたいとき、あるいは、駐車時にちょっと後ろに進みたいときのアクセルが難しい。



さて、とにかく電気自動車は初めてなので充電がよく判らない。東名の海老名SAで充電ステーションを覗いてみたら、会員登録が必要で、非会員の場合は空メールを送ってパスワードを受け取らなければいけない云々の表示書きがあり、しかも50円/分の有料だった。i3は急速充電に30分かかるから、「満タン」に1,500円かかることになる。



普及のために社会実験と称して充電は無料に違いないと勝手に思い込んでいたので、手間と料金を知ってとたんに面倒になってしまった。誰でも買える本(ガソリン)と違って、アカウントがないと読めない電子書籍を連想した。



とはいえディーラーからおよそ100km離れた沼津ICで降りたときには、途中からレンジ・エクステンダーを使ったものの、充電の残りもあまりなくなっていたので、ナビで出てきた長泉町の施設に立ち寄って充電させてもらった。免許証の提示が必要だが、30分まで使えて無料である。こういう施設が近くにあれば電気自動車をランニングコスト・ゼロで維持できてしまう。ディーラーの営業に聞いたら、駐車場に充電スタンドを設置したスーパーを上手に活用しているオーナーもいるらしい。







慣れないクルマを運転してヘトヘトになってしまい、箱根は通らず東名でおとなしく帰ってきた。また、インパネがBMW伝統のアンバーではなくiシリーズのブランドイメージの水色だったので、夜間ドライブは目が疲れた。



加速や運転方法を体験できたのは楽しかったが、セカンドカーなら電気自動車もいいけど、プライマリカーだとかなり難しいかなというのが正直な印象。荷物もほとんど載らないしね。新車じゃなくて試乗車ならかなりお安くしてくれるとのことだったが、それでもBMW価格なのでとても手が出ない。もう2世代ぐらい進化するのを待ちたい(待っても買えないのだが)。



深海水族館から



昇天してしまったメンダコを触らせてくれた。くさい





有名なダイオウグソクムシ





冷凍保存・陳列されているシーラカンス





メスと一体化したチョウチンアンコウのオス。憧れる(笑

確定申告終了

  • 2015.03.16 Monday 14:34
毎年どたばたの確定申告手続き。



比較的ヒマだった1月に帳票類は集めて整理しておいたものの、その後忙しくなり、入力や集計作業がまったくできず。



いよいよギリギリとなった週末の金土日の三日間でなんとか書類を作り終えて、本日、横浜南税務署に提出してきた。e-Taxや郵送ではなくて、いつも直接出向くことにしている。



「やよいの青色申告」にもだいぶ慣れたが、売掛金と入金記録と支払い票の照合に半日以上の時間を取られてしまった。



肩の荷が下りて一安心。申告が終わると桜の季節が始まる。

風土記

  • 2015.02.22 Sunday 13:27
昨年後半にほぼ毎日ブログを書いた反動か、すっかりご無沙汰です。



とりたてて書くこともないのですが(笑)、我が家の庭にある紅梅が数日前から咲き始めたことを記録として残しておきます。



今年は例年にない数のスズメとメジロとヒヨドリが梅や百日紅の枝に飛来して、ピーチクパーチク(スズメ)+ギョエーギョエー(ヒヨドリ)とうるさい毎日。シジュウカラもたまに来ますがオナガはあまり見かけなくなりました。一か月ほど前にシロハラかジョウビタキが二回ほど飛来。



今シーズンは柚子が不作。実の数も少なく、大きさも小ぶり。夏の気候のせいでしょうか。



昨年作った梅干の味がこなれてとても美味しくなってきました。甘さ控えめで造った梅酒も大成功。とはいえ梅は昨年は自家産が不作だったので小田原産ですが。



ということで、またそのうち気が向いたら書きます。

2014-12-31・大晦日

  • 2014.12.31 Wednesday 00:17
28日(日)は皇后杯準決勝の第一試合を観てきた。日テレ・ベレーザとベガルタ仙台レディースは実力の差どおりベレーザが勝ちあがった。ベガ女は序盤のチャンスを決め切れなかったのが痛い。



長船選手のインタビュー記事が載っていたが、8月過ぎからはなでしこエキサイティングシリーズの下位リーグで戦ってきたため、トップレベルのベレーザのスピードについていけなくなったのだという。たしかに長船選手は後半30分にはもうバテバテだったし、?良選手は足を攣らせていた。攻撃の要で、すばらしい技術の持ち主でもある上辻選手も、前半でかなり体力を使っていたように見えた。仙台は雪が多いがゆえに追い込んだトレーニングがやりにくいという事情もあるのだろう。



ベガ女からは何人かが移籍・退団してしまうが、某選手は今のところ出るというニュースがないので、来年も残るのであればチームとして応援していくつもり。



第二試合は帰宅後に録画を観たが、こちらも順当に実力的に上回るレッズレディースがジェフ千葉レディースを圧倒。とくに18歳の清家のスピードがすばらしかった。



さて、懸案の年賀状もようやく印刷まで漕ぎ着けた。もう今回はやめようかな、と毎年考えるが、いざとなるとなかなかそうもいかない。



ということで今年の更新はこれでおしまい。8月あたりからブログの毎日更新を目指してみたが、12月は未達となってしまった。来年はどうするかなぁ。



では皆さん、佳いお年をお迎えください。

2014-12-27・二日ぶり

  • 2014.12.27 Saturday 23:46
更新を一日空けてしまったら、まぁいいかという気持ちが先にたって、ついつい二日目も空けてしまった。いかんいかん。



24日の深夜(25日未明)に今年最後の原稿を送付して、とりあえず仕事納めとなった。



25日は夕方にキヤノンギャラリーでの忘年会に顔を出して、その後は新藤事務所へ。結局終電までお邪魔させてもらった。



年賀状等々はまだ何もやっていない。古い雑誌などを少し片付けたのみ。



電車内でケホケホやっている人が目立つ。体調に気をつけねばいけないが、冬は冬でサッカー観戦シーズンだから大変である。

2014-12-24・取材納め

  • 2014.12.24 Wednesday 16:55
午前中に藤沢で取材。これで今年の取材はすべて終了となった。数えたことはないけども、一年間のトータルは60件から70件といったところか。



仕事納めもあと一息で、明日に締め切りが設定されている別の案件の原稿を書いて納品すれば終わりである(請求処理などのこまごまとした雑務は残るとしても)。年末までドタバタすることの多い例年よりも少し早いかもしれない。



上大岡駅東側出口にある朋文堂書店が22日で閉店してしまった。上大岡には八重洲ブックセンターとあおい書店があるから、個人の本屋を続けるのはとても厳しいはずで、よく今までやってきたと思う。週刊誌など買えるものはなるべく朋文堂で買うようにしていたけれども、なんの足しにもならかなっただろう。



個人商店を守るのは個人客であり、みんなが大型店・量販店に行ってしまえば、個人商店はつぶれシャッター通りが出来上がってしまう。しかも客は無自覚だから知らないうちに店が閉まっていた、ということも多い。死は緩やかでありながら確実に訪れる。

2014-12-23・「孤高のメス」

  • 2014.12.23 Tuesday 19:38
天皇誕生日。今上陛下は81歳になられたという。



昨日は録画しておいた「孤高のメス」を夜中から観てしまった。この映画は二回目になる。



ストーリーも面白いのだが、とにかく、赴任してきた医師の当麻鉄彦(堤真一)に寄せる看護師の中村浪子(夏川結衣)の気持ちが切なく、もどかしく、そして悲しい。



当麻医師が離任するときに、気持ちを正直に伝えることができずにべそをかきながら怒った顔で記念写真に収まったあと、当麻が乗ったハイヤーを追いかけていって、感謝の言葉とともに美空ひばりが好きでしたと言い終えたときの間。そして当麻から「あなたは最高のナースでした」という一言を掛けられる。その言葉を胸にしまって、再婚もせずに息子を育て、残りの人生を生きていった。その一言で十分だったのだ。いや、本当に十分だったのだろうか。本当は当麻を追いかけていきたかったのではないか。



そうやって観ると、医療ドラマというより恋愛ドラマなんである。恋愛というより片想いの純愛なんである。



そして、少しばかりむっちり・がっちりした美しい夏川結衣さんを観ているだけでおっさんの心は満たされてくるのである。

2014-12-22・JR東日本「週末パス」

  • 2014.12.22 Monday 23:23
シニア(笑)になるといろいろな特典が受けられるようになってくる。



50歳を過ぎて入れるのが「大人の休日倶楽部(ミドル)」だ。JR東日本の200km以上の乗車券が5%引きになる。

https://www.jreast.co.jp/otona/guide/middle/index.html?src=middle_towatop



さらに65歳(女性60歳)になると「大人の休日倶楽部(ジパング)」に入れて、30%引きの特典が受けられる。



ただし、遠出で最も利用する東海道新幹線はJR東海だから割引の対象外。「大人の休日倶楽部(ミドル)」には一応入っているが実のところあまり使う機会がない。



先日、JR東日本が出している「週末パス」という切符を知った。JR東日本の路線のうち、北は石巻、湯沢、酒田あたりまで乗り放題で、土日の二日間有効で8,730円。

http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2014



たとえば横浜から仙台を往復すると、運賃は「大人の休日倶楽部(ミドル)」を使っても12,960円の5%引きで12,312円にしかならないが、「週末パス」を使えば8,730円で済む(「週末パス」には5%割引は適用されない)。



いちばん安いのは「青春18きっぷ」(5枚綴りで11,850円)で、仙台往復で考えると11,850÷5×2=4,740円で済むが、普通列車にしか乗れないという大きな制約がある。一方、「週末パス」は特急券さえ買えば東北新幹線にも上越新幹線にも乗れる。夜行寝台にも乗れる。そこが助かる。



「週末パス」は旅好きの人や乗り鉄にとっては当たり前な商品とは思うが、こんな使いやすい切符があるということを知って、ちょっと得した気分。さて、次はどこに遊びに行こうか。

2014-12-20・忙しさ終わると「そして父になる」

  • 2014.12.20 Saturday 16:25
こんなに雨の多い冬も珍しいのではなかろうか。やはり気候変動の影響だろうか。



10月後半あたりから続いていた繁忙期も、24時間受付のクロネコヤマトのセンターから金曜朝6:30にゲラ一式を発送して、ようやく終了となった。



年内はまだ原稿2本と取材1件が残っているが、気分的にはだいぶ楽だ。ここで油断して体調を崩さぬようにしないといけない。



体調優先で早く寝ればいいのに、録画しておいた「そして父になる」(http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/)をきのうの夜に観始めて、結局最後まで観てしまった。日常の細部を省略しない是枝監督の冷徹なまでの描写にはいつもながら感心させられる。大根かと思っていた真木よう子もよかった(あんなスリムで美人のお母さんより、もっと太ったお母さんのほうが役柄のイメージには合っていたかもしれないけど)。



それにしてもいろいろと考えさせられる(身につまされる)映画である。



今年生まれて生き残っていたチビ金2匹のうち、育ちの悪かった1匹の姿が見えなくなってしまった。残念ながら死んでしまったようだ。



久しぶりに包丁を研いで父カレーを作った。ちょっとのんびりムードである。

2014-12-18・STAP細胞はありま・・・せん

  • 2014.12.18 Thursday 20:03
世紀の大発見か!?と騒がれたSTAP細胞は、おぼちゃんによる再現試験も不発に終わり、結局のところはどうやら実験ミス(コンタミ)だったというお粗末な結果に終わった(意図的だったかどうかは不明)。指導役の笹井氏が自殺してしまったという後味の悪さも残る。



一応は企業内で研究所と名のつく事業所に在籍していた立場からすると、「神は細部に宿る」の言葉通り、実験には徹底的な精緻さが必要であり、精緻さを担保・証明するために実験ノートを書く。



大学時代を含めてこれまでどういう指導を受けてきたのかしらないが、おぼちゃんはその点が理解できていなかったのだろう。あるいは、論理的思考の一部欠落という、人格に起因する先天的な問題があるのかもしれない。



それでもSTAP細胞の発現を試みる(エセ)科学者はこれからも出てくるのではないかな。徳川埋蔵金のようなものかもしれんね。

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