湘南藤沢市民マラソン
- 2011.02.28 Monday 01:14
東京マラソンの抽選に外れ、2月になにか適当な大会がないかと探して見つけたのが「湘南藤沢市民マラソン」。会場が江ノ島ということで遠征する必要がないので、早速エントリーし、本日10マイル(16.1km)レースに参加してきた。5.64マイルと合わせた定員は6500人。不参加の人もいるだろうから、6000人弱といったところか。整列時に自己申告タイム順のプラカードが出たので、混乱を避けるために速めの「キロ5以下」のブロックに入り、スムーズにスタート。
コースは江ノ島の県営駐車場を出発し、国道134号線の浜見山交番と片瀬東浜交差点の間を2往復するというもの。同時スタートの5.64マイル(9.08km)は1往復のみ。
スネ痛があって一週間ほど走っていなかったので、レースというよりも16km走の練習と割り切って、痛みが出ない程度にキロ5分+αの楽なペースで刻み、余力があれば残り4キロくらいでペースアップの予定が・・・
恐れていた海風がやはり強くて、向かい風をまともに受けた最後の3キロで足が前に出なくなる。キロ6近くまで落ちて、キレが戻らぬままヨロヨロとゴール。日差しがあって暑さにやられたというのもあるかも。自己計測でネット1h22m35s。密かに20分台を考えていたけど、そうは問屋が卸してくれなかった。
でも国道134号を広く走れたのは気持ちが良かった(風さえなければ!)。残念ながら富士山は霞の中。大会関係者とボランティアの皆さんに感謝します。
この大会は藤沢市制施行70周年記念として開催されたので、来年もあるのかどうか不明ですが、もしやるなら、次の点を改善してもらえるとありがたい。
1) ゼッケンの事前配布場所が遠い:駅から往復で30分近くかかってしまう。それと、土曜日はもう少し遅い時間まで対応して欲しい。(今回のような規模であれば当日配布でも十分に余裕があるような気も)
2) 周回遅れの中に後ろから来たトップランナーが突っ込んでいく形になるので危険:スピードが倍違うのだから、レーンを分けるとか先導車を出すなどの配慮を
3) 5キロの表示板が3.5キロ付近で出されていて、ペース計算がまったく分からなくなった。ボランティアスタッフの立ち位置にミスがあった?:ぜひ正確な表示を
ところで、東京マラソンに参加された皆さん、お疲れ様でした。フルのつらさを知っているので、どのタイムの人も完走には敬意を表します。
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コースは江ノ島の県営駐車場を出発し、国道134号線の浜見山交番と片瀬東浜交差点の間を2往復するというもの。同時スタートの5.64マイル(9.08km)は1往復のみ。
スネ痛があって一週間ほど走っていなかったので、レースというよりも16km走の練習と割り切って、痛みが出ない程度にキロ5分+αの楽なペースで刻み、余力があれば残り4キロくらいでペースアップの予定が・・・
恐れていた海風がやはり強くて、向かい風をまともに受けた最後の3キロで足が前に出なくなる。キロ6近くまで落ちて、キレが戻らぬままヨロヨロとゴール。日差しがあって暑さにやられたというのもあるかも。自己計測でネット1h22m35s。密かに20分台を考えていたけど、そうは問屋が卸してくれなかった。
でも国道134号を広く走れたのは気持ちが良かった(風さえなければ!)。残念ながら富士山は霞の中。大会関係者とボランティアの皆さんに感謝します。
この大会は藤沢市制施行70周年記念として開催されたので、来年もあるのかどうか不明ですが、もしやるなら、次の点を改善してもらえるとありがたい。
1) ゼッケンの事前配布場所が遠い:駅から往復で30分近くかかってしまう。それと、土曜日はもう少し遅い時間まで対応して欲しい。(今回のような規模であれば当日配布でも十分に余裕があるような気も)
2) 周回遅れの中に後ろから来たトップランナーが突っ込んでいく形になるので危険:スピードが倍違うのだから、レーンを分けるとか先導車を出すなどの配慮を
3) 5キロの表示板が3.5キロ付近で出されていて、ペース計算がまったく分からなくなった。ボランティアスタッフの立ち位置にミスがあった?:ぜひ正確な表示を
ところで、東京マラソンに参加された皆さん、お疲れ様でした。フルのつらさを知っているので、どのタイムの人も完走には敬意を表します。
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アフリカン・シンフォニー
- 2011.02.23 Wednesday 01:50
ヴァン・マッコイ作曲のアフリカン・シンフォニーは永遠に不滅。頭の中でリフレインしているので貼り付けてみたり。
原曲
FM東京の番組を思い出すなぁ。
吹奏楽版(岩井直溥編曲)
こうやって聴き比べてみると原曲にずいぶん近いアレンジ。30年以上前に学生でブラバンやってたときからこの曲はあって、今でも野球やサッカーの応援で演奏されているから驚き。
懐メロついでにオーメンズ・オブ・ラブも貼り付けておこう。もうちょっとテンポ上げたい。
追:チュニジアから始まった民主化、リビアは独裁政権の終焉間近か。NZ地震は行方不明者の無事を祈ります。
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原曲
FM東京の番組を思い出すなぁ。
吹奏楽版(岩井直溥編曲)
こうやって聴き比べてみると原曲にずいぶん近いアレンジ。30年以上前に学生でブラバンやってたときからこの曲はあって、今でも野球やサッカーの応援で演奏されているから驚き。
懐メロついでにオーメンズ・オブ・ラブも貼り付けておこう。もうちょっとテンポ上げたい。
追:チュニジアから始まった民主化、リビアは独裁政権の終焉間近か。NZ地震は行方不明者の無事を祈ります。
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【作文練習帖】雪掻き
- 2011.02.16 Wednesday 00:17
--- 00:18
雪を掻く
さくさく ざくざく 雪を掻く
耳を掻く
ほじほじ ほじほじ 耳を掻く
尻を掻く
ぽりぽり ぼりぼり 耳を掻く
恥を掻く
あせあせ たらたら 恥を掻く
雪を掻く
さくさく ざくざく 雪を掻く
詩人にはなれそうもありません(笑)
--- 00:20
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雪を掻く
さくさく ざくざく 雪を掻く
耳を掻く
ほじほじ ほじほじ 耳を掻く
尻を掻く
ぽりぽり ぼりぼり 耳を掻く
恥を掻く
あせあせ たらたら 恥を掻く
雪を掻く
さくさく ざくざく 雪を掻く
詩人にはなれそうもありません(笑)
--- 00:20
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【作文練習帖】沈まぬ太陽
- 2011.02.14 Monday 00:38
-- 00:38
先週の金曜日に日本テレビで放送された映画「沈まぬ太陽」の録画を、昨日の深夜に一気に観てしまった。
ネタばれになるから詳しくは書かないけれど、劇中には二人の対照的な人物−−恩地(渡辺謙)と行天(三浦友和)−−が登場する。片や「人間としての矜持」を大切にする恩地と、手段を選ばずに権力のトップに上り詰めようとする行天。
この映画(というか原作)は日本航空とジャンボ123便をテーマにしているのは明らかで、エンドロールで「この映画があらゆる航空や鉄道の安全に貢献すれば幸いである」といった一文が流れるが、決して航空機事故あるいは空の安全をテーマとした作品ではない。それよりも「会社とは何か?」を問うている。御巣鷹の事故はそれを語るためのエピソードに過ぎないのではないか。
すべてのサラリーマンは多かれ少なかれ恩地的なものと行天的なものの両方を持っているはずだが、この映画は、あなたは恩地として生きるのか、それとも行天として生きるのか、明確かつ揺るぎのない判断を観ている側に迫ってくる。
私のかつての上司は行天的なものが強く、恩地的なものが強かった私は疲弊した。そんなことを思い出した。
あなたはどちらですか?
--- 01:00
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先週の金曜日に日本テレビで放送された映画「沈まぬ太陽」の録画を、昨日の深夜に一気に観てしまった。
ネタばれになるから詳しくは書かないけれど、劇中には二人の対照的な人物−−恩地(渡辺謙)と行天(三浦友和)−−が登場する。片や「人間としての矜持」を大切にする恩地と、手段を選ばずに権力のトップに上り詰めようとする行天。
この映画(というか原作)は日本航空とジャンボ123便をテーマにしているのは明らかで、エンドロールで「この映画があらゆる航空や鉄道の安全に貢献すれば幸いである」といった一文が流れるが、決して航空機事故あるいは空の安全をテーマとした作品ではない。それよりも「会社とは何か?」を問うている。御巣鷹の事故はそれを語るためのエピソードに過ぎないのではないか。
すべてのサラリーマンは多かれ少なかれ恩地的なものと行天的なものの両方を持っているはずだが、この映画は、あなたは恩地として生きるのか、それとも行天として生きるのか、明確かつ揺るぎのない判断を観ている側に迫ってくる。
私のかつての上司は行天的なものが強く、恩地的なものが強かった私は疲弊した。そんなことを思い出した。
あなたはどちらですか?
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冬来たりなば春遠からじ
- 2011.02.11 Friday 18:51
庭の紅梅が咲いてきたところで今日は珍しく雪。
Hasselblad H1 + HC 2.8/80 + Phase One P20+
野鳥たちは春を感じているらしく、今日の来客は、ヒヨドリ、オナガ、シジュウカラ、ツグミ。ヒヨドリはマンリョウの実を、オナガは紅梅の花をついばんでいった。
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Hasselblad H1 + HC 2.8/80 + Phase One P20+
野鳥たちは春を感じているらしく、今日の来客は、ヒヨドリ、オナガ、シジュウカラ、ツグミ。ヒヨドリはマンリョウの実を、オナガは紅梅の花をついばんでいった。
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通常営業
- 2011.02.11 Friday 12:58
EPSONの新プリンター、PX-5Vネタをいくつか書きましたが、とりあえず終わりにして、「通常営業」モードに戻します。多数のアクセスをありがとうございました。
なお、最近はブログに写真ネタや機材ネタはほとんど書いておりません。PX-5V関連の検索・リンクで来られた方はそういったコンテンツを期待されていらっしゃるかもしれませんが、ご期待には添えませんのでご了承ください。それでも、まぁなんか面白いことを書いているな、とお感じになられたら、たまにアクセスしていただければ幸いです。
3月に実機モニターが始まったらまた書きます。
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なお、最近はブログに写真ネタや機材ネタはほとんど書いておりません。PX-5V関連の検索・リンクで来られた方はそういったコンテンツを期待されていらっしゃるかもしれませんが、ご期待には添えませんのでご了承ください。それでも、まぁなんか面白いことを書いているな、とお感じになられたら、たまにアクセスしていただければ幸いです。
3月に実機モニターが始まったらまた書きます。
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EPSON PX-5V(その3)
- 2011.02.09 Wednesday 00:36
調子に乗ってEPSON PX-5Vの三回目です。
先日、ブロガー交流イベントの一回目のエントリーのなかで、
とさらりと書きましたが、裏を返せば、
という解釈が成り立ちます。
個人的な話をすると、現在はPX-5500を使用していますが、日常のプリントではフォトブラックインクしか使っていません。マットブラックインクは新しいペーパーのテストで年に一回か二回引っ張りだすくらいでしょうか。使い終えたマットブラックインクは開封日を記入して保管していますが、時の経つのは早いもので、6か月なんてすぐに過ぎてしまいます。
そんなときに再びマットブラックインクを使わなければならないとしたらどうするかというと、古いインクを装填してPX-5500側にノズル詰まりなどの故障が起きては困るので、ヨドバシに新しいマットブラックインクを買いにいきます。実売価格でたしか1050円程度。1000円ほどの支出でプリンタの不具合のリスクが回避できるのなら、まぁ我慢できます。
さて、PX-5V。
ユーザーからの要望に応えて、フォトブラックとマットブラックの同時装填を可能にしたと、エプソンはアピールしています。
同時装填になったことで、インクカートリッジの交換の手間がなくなったのと、交換時のヘッドクリーニングに伴う捨てインクがなくなりますので、一見するとメリットはあるように感じられます。
しかし現実問題として、マットブラックを使うシチュエーションはどのくらいあるかと考えると、それほど多くはないと思っています(←自分の場合)。となると、マットブラックインクカートリッジは装填したままの状態でほとんど使われずに、6か月が経過してしまうことが十分に考えられます。
そんな状態で、いざマットブラックインクを使いたいとなったときに、果たして2,430円もするカートリッジを新品に入れ替えるのか否か、悩ましいではありませんか。しかも、マットブラックインクカートリッジには満タンに近いインクが残っています。お金的にも心理的にも捨てられるでしょうか?
同じことはカラーインクカートリッジにも言えて、あまりプリントしないユーザー、あるいはモノクロばかりをプリントするユーザーの場合、装填済みのカラーインクカートリッジが開封後6か月を経過してしまうことは十分考えられます。(交流イベントに参加したカメラ小僧の憂鬱さんも同じ問題を指摘しています)
しかし、ケチ 倹約をしてカートリッジを6か月以上使い続けた場合、もしかしたらヘッド詰まり等のトラブルが起こるかもしれません。というのも、エプソンの開発責任者の方によると、6か月を過ぎた次の日からすぐに異常が出るわけではないが、長期間放置しておくとインクが空気を吸ってしまい、その結果、インク流路にエアが混入する可能性が高くなる、との説明。
では、精神安定も兼ねて(インクを捨ててしまうというエコの観点では目を瞑って)、6か月経過したら順次新しいカートリッジに交換するルールをユーザーが自分自身に課したとすると、当然のことながらランニングコストに跳ね返ってきます。
エプソンはランニングコストをPX-5600と同等に維持したと胸を張っていますが、その試算に捨てカートリッジ分が入っているとは思えません。大容量化に伴ってカートリッジ価格が高くなっていますから、ユーザーによってはランニングコストがとても高くつく可能性が出てきます。
この問題は、フォトブラックインクとマットブラックインクを同時装填できるPX-5800やPX-5002でも起こり得る話です。ただ、こういったA2のプリンターを買うユーザーであれば、6か月の間にそれなりの枚数をプリントしてカートリッジを使い切っているとも考えられます。とはいえ、実際のユーザーが6か月ルールに対してどのような運用をしているかは知りません。ユーザーのかた、ぜひ教えてください。
エプソン販売のかたもこのブログはご覧になっているようですが、PX-5Vがユーザーの要望に応えて、フォトブラックとマットブラックの同時装填の実現とカートリッジの大容量化を図った結果、「開封6か月ルール」の履行をユーザーに迫ることになって、最終的にはランニングコストがムダに高くなるのだとしたら、なんとも皮肉な話だなと感じているところです。これからの市場での評価を待ちたいと思います。
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先日、ブロガー交流イベントの一回目のエントリーのなかで、
インクは、これまでの機種と同様に、開封後6か月で使い切って欲しい。
とさらりと書きましたが、裏を返せば、
開封から6か月経過したインクカートリッジは−−原則として−−捨てなければならない。
という解釈が成り立ちます。
個人的な話をすると、現在はPX-5500を使用していますが、日常のプリントではフォトブラックインクしか使っていません。マットブラックインクは新しいペーパーのテストで年に一回か二回引っ張りだすくらいでしょうか。使い終えたマットブラックインクは開封日を記入して保管していますが、時の経つのは早いもので、6か月なんてすぐに過ぎてしまいます。
そんなときに再びマットブラックインクを使わなければならないとしたらどうするかというと、古いインクを装填してPX-5500側にノズル詰まりなどの故障が起きては困るので、ヨドバシに新しいマットブラックインクを買いにいきます。実売価格でたしか1050円程度。1000円ほどの支出でプリンタの不具合のリスクが回避できるのなら、まぁ我慢できます。
さて、PX-5V。
ユーザーからの要望に応えて、フォトブラックとマットブラックの同時装填を可能にしたと、エプソンはアピールしています。
同時装填になったことで、インクカートリッジの交換の手間がなくなったのと、交換時のヘッドクリーニングに伴う捨てインクがなくなりますので、一見するとメリットはあるように感じられます。
しかし現実問題として、マットブラックを使うシチュエーションはどのくらいあるかと考えると、それほど多くはないと思っています(←自分の場合)。となると、マットブラックインクカートリッジは装填したままの状態でほとんど使われずに、6か月が経過してしまうことが十分に考えられます。
そんな状態で、いざマットブラックインクを使いたいとなったときに、果たして2,430円もするカートリッジを新品に入れ替えるのか否か、悩ましいではありませんか。しかも、マットブラックインクカートリッジには満タンに近いインクが残っています。お金的にも心理的にも捨てられるでしょうか?
同じことはカラーインクカートリッジにも言えて、あまりプリントしないユーザー、あるいはモノクロばかりをプリントするユーザーの場合、装填済みのカラーインクカートリッジが開封後6か月を経過してしまうことは十分考えられます。(交流イベントに参加したカメラ小僧の憂鬱さんも同じ問題を指摘しています)
しかし、
では、精神安定も兼ねて(インクを捨ててしまうというエコの観点では目を瞑って)、6か月経過したら順次新しいカートリッジに交換するルールをユーザーが自分自身に課したとすると、当然のことながらランニングコストに跳ね返ってきます。
エプソンはランニングコストをPX-5600と同等に維持したと胸を張っていますが、その試算に捨てカートリッジ分が入っているとは思えません。大容量化に伴ってカートリッジ価格が高くなっていますから、ユーザーによってはランニングコストがとても高くつく可能性が出てきます。
この問題は、フォトブラックインクとマットブラックインクを同時装填できるPX-5800やPX-5002でも起こり得る話です。ただ、こういったA2のプリンターを買うユーザーであれば、6か月の間にそれなりの枚数をプリントしてカートリッジを使い切っているとも考えられます。とはいえ、実際のユーザーが6か月ルールに対してどのような運用をしているかは知りません。ユーザーのかた、ぜひ教えてください。
エプソン販売のかたもこのブログはご覧になっているようですが、PX-5Vがユーザーの要望に応えて、フォトブラックとマットブラックの同時装填の実現とカートリッジの大容量化を図った結果、「開封6か月ルール」の履行をユーザーに迫ることになって、最終的にはランニングコストがムダに高くなるのだとしたら、なんとも皮肉な話だなと感じているところです。これからの市場での評価を待ちたいと思います。
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EPSON PX-5V(その2)
- 2011.02.06 Sunday 23:18
昨日書いたブロガー交流イベントのおまけネタ。
エプソンの新しい顔料プリンタPX-5Vですが、海外では「Stylus Photo R3000」という型番で展開される模様です。
開発責任者のかたに、日本と海外とでモデルを分けている理由を伺ったのですが、メモを取らなかったのですっかり忘れてしまいました(www)。ドライバはだいぶ共通化を図っているとのこと。
ちなみに、
PX-5500 → Stylus Photo R2400
PX-5800 → Stylus Photo R3800
といった対応になります。ただし、インクカートリッジは日本と海外とで互換性がないようなので並行モノは注意。
で、PX-5Vの海外モデルであるStylus Photo R3000の出荷後に、おそらくですが、R3000用に「Piezography Neutral K7」というモノクロインクカートリッジが登場すると思います。
Piezography K7インクは、8色(8レベルの濃さ)の黒とグレーで構成されたマットブラックインクで、カラーインクを使わないため完璧なモノクロプリントが得られるとして、欧米のファインアート市場で使われています。その際、プリントにはエプソンのドライバではなくて「QuadTone RIP」というアプリケーションを使用します。ここら辺のことは、現在放置中のモノクロデジタル暗室にずいぶん前に書いたのでご覧になってください。
モノクロのファインアート系をやっている人にとっては、PX-5Vの買い替えに伴って市場に出回るであろう中古のPX-5500/5600+Piezography K7が狙い目かもしれません。
なので、PX-5Vを買い増しして、現役のPX-5500にPiezography K7を装填してモノクロ専用機とするオプションもあるなぁ、とか贅沢な案を考えてみたりしています。どなたかオリジナルプリントを30万円くらいで買ってくれませんか?(笑)
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エプソンの新しい顔料プリンタPX-5Vですが、海外では「Stylus Photo R3000」という型番で展開される模様です。
開発責任者のかたに、日本と海外とでモデルを分けている理由を伺ったのですが、メモを取らなかったのですっかり忘れてしまいました(www)。ドライバはだいぶ共通化を図っているとのこと。
ちなみに、
PX-5500 → Stylus Photo R2400
PX-5800 → Stylus Photo R3800
といった対応になります。ただし、インクカートリッジは日本と海外とで互換性がないようなので並行モノは注意。
で、PX-5Vの海外モデルであるStylus Photo R3000の出荷後に、おそらくですが、R3000用に「Piezography Neutral K7」というモノクロインクカートリッジが登場すると思います。
Piezography K7インクは、8色(8レベルの濃さ)の黒とグレーで構成されたマットブラックインクで、カラーインクを使わないため完璧なモノクロプリントが得られるとして、欧米のファインアート市場で使われています。その際、プリントにはエプソンのドライバではなくて「QuadTone RIP」というアプリケーションを使用します。ここら辺のことは、現在放置中のモノクロデジタル暗室にずいぶん前に書いたのでご覧になってください。
モノクロのファインアート系をやっている人にとっては、PX-5Vの買い替えに伴って市場に出回るであろう中古のPX-5500/5600+Piezography K7が狙い目かもしれません。
なので、PX-5Vを買い増しして、現役のPX-5500にPiezography K7を装填してモノクロ専用機とするオプションもあるなぁ、とか贅沢な案を考えてみたりしています。どなたかオリジナルプリントを30万円くらいで買ってくれませんか?(笑)
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プリンタ EPSON PX-5V
- 2011.02.05 Saturday 19:10
エプソンから新しく出た顔料プリンタPX-5Vをテーマにしたブロガー交流イベントに参加してきました。
PX-5Vの詳細はエプソンの製品ページを見てもらうことにして、それ以外のポイントを少し。
◆製品の紹介
・2002年の4000PXを皮切りにプロセレクションを展開、PX-5VはPX-5500→PX-5600の後継機
・今までの4桁の型番は、とくにシニアユーザーが覚えられないという課題が指摘されていたので、他社一眼レフのフラグシップ機の型番を真似て一桁にした
・2月24日発売、価格はオープンだが、PX-5600の実売と同じ価格帯を想定(8万円台後半)。米国では3月の発売を予定。
・「お客様の要望に徹底的に応えたプリンターです」として以下の5点を強調。
(1) インクジェット感(粒状感)が残る:
2pl(ピコリットル)の噴射を新たに設けて、2pl/3pl/7plの三段階にして、粒状性を軽減した。開発部隊は良く頑張ってくれた。ちなみに、キヤノンは3pl、HPは4pl。これを「ピコリットル戦争」と呼ぶらしい。
(2) インクがすぐになくなる/ブラックインクの交換が面倒:
大容量インクカートリッジにした。ヘッドキャリッジとは分離した「オフキャリッジ」方式を採用し、ヘッドの軽量化を合わせて実現。ただし、新しいカートリッジの容量は非公開。カートリッジの価格は2,430円、9色パックで20,700円を予定。フォトブラックとマットブラックは両方装着しておきドライバから切り替える。ランニングコストはPX-5600と同等とのこと。
(3) 給紙が上後方でやりにくい:
厚紙はフロントローディングにした
(4) 複数パソコンでの共有ができない:
イーサネット搭載、無線LAN(WiFi)搭載。WiFiではiPhone/iPadからもプリント可能。
(5) 撮影後に早くプリントを見たい:
PictBridgeに対応した。
・その他の特徴として、内部のフレームの剛性を高めて、紙送り精度の向上や全域でのムラの排除を図った。ただし、その代償として重量が15kgと重くなった。(PX-5500は11.5kg)
・フォトブラックとマットブラックの切り替えのときに、インクチューブ内の残りインクを全部排出しない「インク節約モード」を設けた。インクのムダは減るが、1枚目の印刷のときに若干のインク混合が生じる可能性がある。
・フォトブラックとマットブラックはどちらか片方しか使わない場合でも両方装填していないとプリントできない。一方がなくなった場合は他方のみでプリントはできない(たとえば、マットブラックがない状態でフォトブラックのみではプリントできない)。なおインクは、これまでと同様に、開封後6か月で使い切って欲しい。
・インク容量は増やしたが、オートシートフィーダーに入れられる用紙は20枚と変わらない。大量印刷のときは今までと同じように「付き添い」が必要。
・用紙はとくに新製品の予定はなし。バライタもやらない。
◆写真家・吉田 繁氏の話
・日本はプリントがカネにならない(売れない)
・昨年のアルル・フォトフェスティバルにデジタルプリントを持っていった。キュレータから「このプリントに触っていいか」と訊かれた。日本ではデジタルプリントに触っていいかなどということを訊かれたことは一度もない
・それ以来、プリントに対する自分の認識・姿勢が変わった
・アルルでは最低でもA3、大きい人はA1で持ってくる。ただしキュレータはドットレベルで細かく見る
・なぜこのペーパーを使ったのかを、きちんと論理的に説明できないといけない
・ペーパーのpH値を訊かれる。日本のペーパーにはそういう情報がない
・給紙作業を含めてペーパーのインク面を指で触らない。pH値が変わってしまう
・日本の写真家はペーパーにうるさくない。欧米はギャラリーからさんざん言われるため意識が違う
・パッチ(テストパターン)は、0(黒)とLab 1/2/3・・・といった対比で作り、ペーパーのシャドウを確認している(和紙が特にシャドウが出ないため)
・アンシャープマスクはエッジが立ってしまい欧米のキュレータから嫌われるので、ハイパスフィルタを適用してシャープネスをかけている
・カラープリントは基本はエプソンのドライバ任せ。色相がねじれるときだけ、ICCプロファイル+相対的な色域を維持でプリント
・プリントのサイン(autograph)は難しい。エディションを通じて同じサインができるように練習が必要。英語か漢字のどちらがいいかも悩ましい
・PX-5Vで100枚以上テストプリントをしたが、手差し給紙がほぼ百発百中になった。PX-5800では和紙の給紙に苦労したが、PX-5Vでは斜めになったりすることもない
・インクカートリッジ容量のアップは、最初のセットではチューブへの充填分があるため、それほど実感できない。2セット目以降で実感できる
参加者は顔なじみの人が多数。話をしているのは吉田 繁さん。
はるばる長野から参加のhanchanさん。右はdojou7さん。
アート系のペーパーはフロントから入れる。新藤さんの後頭部を狙ったわけではありません(笑)。
Phase Oneで撮った夏島周辺の写真をテストプリントさせてもらった。ペーパーはエプソンの「Velvet Fine Art」で、プロファイルを適用せずにドライバのAdobeRGBモードで。右側のモノクロプリントは新藤さんのテストプリント。カラー画像をドライバでモノクロとして指定。インクが完全に乾いていないためか、あるいは環境光(普通の蛍光管)のためか、モノクロはややG被りの印象。
#プリンタドライバが最終版かβ版か確認しませんでしたが、「双方向印刷」のチェックボックスがかなり深い(分かりにくい)ところに置かれている点は改善をお願いしたいところ。
テストプリントを自宅で見ていますが、精細度がとても高く感じられます。PX-5500に比べて粒状感やグラデーションもかなり良くなっているような気がします。
3月に入ったらモニターとして実機を貸してくれるそうなので、またいろいろとテストしてみたいと思います。エプソンの皆さん、ありがとうございました。
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PX-5Vの詳細はエプソンの製品ページを見てもらうことにして、それ以外のポイントを少し。
◆製品の紹介
・2002年の4000PXを皮切りにプロセレクションを展開、PX-5VはPX-5500→PX-5600の後継機
・今までの4桁の型番は、とくにシニアユーザーが覚えられないという課題が指摘されていたので、他社一眼レフのフラグシップ機の型番を真似て一桁にした
・2月24日発売、価格はオープンだが、PX-5600の実売と同じ価格帯を想定(8万円台後半)。米国では3月の発売を予定。
・「お客様の要望に徹底的に応えたプリンターです」として以下の5点を強調。
(1) インクジェット感(粒状感)が残る:
2pl(ピコリットル)の噴射を新たに設けて、2pl/3pl/7plの三段階にして、粒状性を軽減した。開発部隊は良く頑張ってくれた。ちなみに、キヤノンは3pl、HPは4pl。これを「ピコリットル戦争」と呼ぶらしい。
(2) インクがすぐになくなる/ブラックインクの交換が面倒:
大容量インクカートリッジにした。ヘッドキャリッジとは分離した「オフキャリッジ」方式を採用し、ヘッドの軽量化を合わせて実現。ただし、新しいカートリッジの容量は非公開。カートリッジの価格は2,430円、9色パックで20,700円を予定。フォトブラックとマットブラックは両方装着しておきドライバから切り替える。ランニングコストはPX-5600と同等とのこと。
(3) 給紙が上後方でやりにくい:
厚紙はフロントローディングにした
(4) 複数パソコンでの共有ができない:
イーサネット搭載、無線LAN(WiFi)搭載。WiFiではiPhone/iPadからもプリント可能。
(5) 撮影後に早くプリントを見たい:
PictBridgeに対応した。
・その他の特徴として、内部のフレームの剛性を高めて、紙送り精度の向上や全域でのムラの排除を図った。ただし、その代償として重量が15kgと重くなった。(PX-5500は11.5kg)
・フォトブラックとマットブラックの切り替えのときに、インクチューブ内の残りインクを全部排出しない「インク節約モード」を設けた。インクのムダは減るが、1枚目の印刷のときに若干のインク混合が生じる可能性がある。
・フォトブラックとマットブラックはどちらか片方しか使わない場合でも両方装填していないとプリントできない。一方がなくなった場合は他方のみでプリントはできない(たとえば、マットブラックがない状態でフォトブラックのみではプリントできない)。なおインクは、これまでと同様に、開封後6か月で使い切って欲しい。
・インク容量は増やしたが、オートシートフィーダーに入れられる用紙は20枚と変わらない。大量印刷のときは今までと同じように「付き添い」が必要。
・用紙はとくに新製品の予定はなし。バライタもやらない。
◆写真家・吉田 繁氏の話
・日本はプリントがカネにならない(売れない)
・昨年のアルル・フォトフェスティバルにデジタルプリントを持っていった。キュレータから「このプリントに触っていいか」と訊かれた。日本ではデジタルプリントに触っていいかなどということを訊かれたことは一度もない
・それ以来、プリントに対する自分の認識・姿勢が変わった
・アルルでは最低でもA3、大きい人はA1で持ってくる。ただしキュレータはドットレベルで細かく見る
・なぜこのペーパーを使ったのかを、きちんと論理的に説明できないといけない
・ペーパーのpH値を訊かれる。日本のペーパーにはそういう情報がない
・給紙作業を含めてペーパーのインク面を指で触らない。pH値が変わってしまう
・日本の写真家はペーパーにうるさくない。欧米はギャラリーからさんざん言われるため意識が違う
・パッチ(テストパターン)は、0(黒)とLab 1/2/3・・・といった対比で作り、ペーパーのシャドウを確認している(和紙が特にシャドウが出ないため)
・アンシャープマスクはエッジが立ってしまい欧米のキュレータから嫌われるので、ハイパスフィルタを適用してシャープネスをかけている
・カラープリントは基本はエプソンのドライバ任せ。色相がねじれるときだけ、ICCプロファイル+相対的な色域を維持でプリント
・プリントのサイン(autograph)は難しい。エディションを通じて同じサインができるように練習が必要。英語か漢字のどちらがいいかも悩ましい
・PX-5Vで100枚以上テストプリントをしたが、手差し給紙がほぼ百発百中になった。PX-5800では和紙の給紙に苦労したが、PX-5Vでは斜めになったりすることもない
・インクカートリッジ容量のアップは、最初のセットではチューブへの充填分があるため、それほど実感できない。2セット目以降で実感できる
参加者は顔なじみの人が多数。話をしているのは吉田 繁さん。
はるばる長野から参加のhanchanさん。右はdojou7さん。
アート系のペーパーはフロントから入れる。新藤さんの後頭部を狙ったわけではありません(笑)。
Phase Oneで撮った夏島周辺の写真をテストプリントさせてもらった。ペーパーはエプソンの「Velvet Fine Art」で、プロファイルを適用せずにドライバのAdobeRGBモードで。右側のモノクロプリントは新藤さんのテストプリント。カラー画像をドライバでモノクロとして指定。インクが完全に乾いていないためか、あるいは環境光(普通の蛍光管)のためか、モノクロはややG被りの印象。
#プリンタドライバが最終版かβ版か確認しませんでしたが、「双方向印刷」のチェックボックスがかなり深い(分かりにくい)ところに置かれている点は改善をお願いしたいところ。
テストプリントを自宅で見ていますが、精細度がとても高く感じられます。PX-5500に比べて粒状感やグラデーションもかなり良くなっているような気がします。
3月に入ったらモニターとして実機を貸してくれるそうなので、またいろいろとテストしてみたいと思います。エプソンの皆さん、ありがとうございました。
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厄払い的射
- 2011.02.03 Thursday 21:03
今日は上大岡の伝統行事である「厄払い的射」の日。
厄年の人が「鬼」と書かれた大きな的を頭に載せて、駅から神社へと向かう。結構大変そうだ。
先導のお二人。
木遣唄。人生の年季が違う。
1キロほど歩いて、地域の氏神様である鹿嶋神社に到着。的の担ぎ手が地元小学校の先生なので、子供たちから、先生なにやってんの?と質問攻め。
子供たち(年男)が弓矢で的を射抜いたあと、的を燃やして厄を焼き祓う。
最後に豆撒き。我が家はこれから。
来年はEOS MOVIEで音も録りたいな。ボディがないけど。
・おととしのブログ
・2009年の行事の様子
・2010年の行事の様子
・総代のインタビュー
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厄年の人が「鬼」と書かれた大きな的を頭に載せて、駅から神社へと向かう。結構大変そうだ。
先導のお二人。
木遣唄。人生の年季が違う。
1キロほど歩いて、地域の氏神様である鹿嶋神社に到着。的の担ぎ手が地元小学校の先生なので、子供たちから、先生なにやってんの?と質問攻め。
子供たち(年男)が弓矢で的を射抜いたあと、的を燃やして厄を焼き祓う。
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